プラザホテルの改装計画、NYで反対広がる | 重箱の角

プラザホテルの改装計画、NYで反対広がる

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 ニューヨーク発、ロイター通信によると、ニューヨークを代表する老舗の名門ホテルで、数々の小説やドラマ、国際会議の舞台にもなったプラザホテルが、改装のため来月にも閉鎖される。

 同ホテルを昨年6億7500万ドルで買収した不動産会社エラッド・プロパティーズは、総工費3億ドルで一部を店舗や住宅に改装する計画。2006年後半の再オープンを予定している。

 しかしホテルの客室数が現在の805室から150室激減するうえ、名物となっていた飲食施設や宴会場が閉鎖される見通しであることから、地元の著名人や観光客、従業員の間に計画の見直しを求める声が広がっている。

 これまでに新聞一面を使った意見広告の掲載、公民権運動家ジェシー・ジャクソン牧師による反対運動ブルームバーグ同市市長とエラッド関係者との協議従業員によるデモ行進が行われた。

 また、ニューヨーク市議会では、ホテル改装に規制を設ける条例案検討されている。

歴史を重んじるか、今後を重んじるか、それが問題である。
しかし、慣れ親しんだ場所が減ることはとてもさみしいものである。