三宅島で学校再開 | 重箱の角

三宅島で学校再開

みあけ

 共同通信によると、伊豆諸島・三宅島の東京都立三宅高校(黒沢真木夫校長)で6日午前、始業式が行われた。2000年の全島避難以来、同島では4年7カ月ぶりに学校が再開された。火山ガスの二酸化硫黄対策で、校舎には空気の脱硫装置が取り付けられた。

 始業式を迎えた2、3年生は、避難中に他の都立高校に入学し今回、転入した6人を加えて18人。いずれも島の校舎に通うのは初めて。1人は引っ越しが間に合わず、欠席した。

 午前8時20分ごろ、高校前に生徒らを乗せたバス2台が到着、生徒らは足早に校舎へ。黒沢校長「人数は少ないが、明るい活気ある学校にしていこう。自分たちの力で学校を再建するんだという気構えを持ってほしい」と呼び掛けた。

本校での卒業式はかなわなかったが、新学期には間にあってよかった。

写真は4年半ぶりに再開した三宅高校で笑顔の生徒たち