世界第3位のパソコンメーカー誕生!
香港発、共同通信によると、中国のパソコン大手、聯想(レノボ)グループは1日、昨年12月から進めていた米IBMのパソコン事業買収が同日付ですべて完了したと発表した。今年6月末までとしていた買収完了時期を約2カ月早め、世界3位のパソコンメーカー新生「Lenovo」が誕生した。
これに伴い、聯想の創業者である柳伝志会長が聯想グループの非常勤取締役に退き、楊元慶社長兼最高経営責任者(CEO)が会長に、IBMのスティーブン・ワード氏がCEOにそれぞれ就任した。
LenovoはThinkファミリーを始めとするIBMのPC事業の資産を継承し、また5年間に渡ってIBMのブランドも使用できる。同社はIBMの優先的なPCサプライヤーとなるほか、両社はマーケティングおよびサービスで提携しており、今後LenovoのPCはIBMの流通・販売網を通じて市場に提供される。
楊会長は「世界のパソコン産業における新時代の幕開けとなる」と語り、数週間以内に新製品を発表すると明らかにした。
買収完了に伴い、日本法人として東京都港区に本社を構える「レノボ・ジャパン」が設立された。
恐るべし中国!