祇園囃子で初夏の雰囲気 雨の中、京都・鴨川床開き
京都の夏の風物詩、鴨川の「納涼床」が1日始まり、あいにくの雨で鴨川の河原に張り出した床での飲食はできず、客は店内で、舞妓(まいこ)さんのお酌で一足早い初夏の雰囲気を楽しんだ。
床開きが1カ月早まった1999年以降、雨は初。
京都市中京区の料亭では長刀鉾(なぎなたぼこ)祇園囃子(ばやし)保存会による「コンチキチン」のかね音の中、予約客は京料理を味わっていた。
納涼床は、鴨川沿いの旅館や料亭が、河原に張り出すようにやぐらを組んで座敷を作り、川面を渡る涼風に吹かれる風情を楽しむ。江戸時代に祇園祭の客を当て込んで近くのお茶屋が河原に床几を並べ、飲食を提供したのが始まりとされる。
店は年々増加し、今年は過去最高の89店。うち78店がこの日から営業を始めた。
京都には「加茂川」と「鴨川」がある・・・・
しかも同じ川・・・
写真はあいにくの雨で「納涼床」が使えず、座敷で祇園囃子を聞きながら初夏の雰囲気を楽しむお客たち